[デバイス感染]

（リード抜去）

デバイス感染とは

デバイス感染はペースメーカなどデバイス植込を受けている方の一部に発生する合併症の一つであり、近年増加傾向にあります。デバイス創部の腫脹、発赤、露出といった、ひと目でわかるような創部感染もありますが、創部に異常がなくても、持続性あるいは治療後に再発する菌血症（発熱、悪寒などの症状）では、デバイス感染の可能性を考慮することが重要です。

デバイス感染の治療

保存的治療の予後は悪く、すべてのデバイス感染の症例に対して完全なデバイスおよびリード抜去を施行することを考えなければなりません。当院は、全国有数のリード抜去施設で、近隣施設からの依頼を多く受けております。

エキシマレーザシース(PHILIPS社)、ロッキングスタイレット、メカニカルダイレータシース(Cook Medical社)、Rotationダイレータシース(同)、スネアなど様々な器具を駆使しリード抜去を行います。